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高校生の英語力は都道府県でいちばん高い東京都62.4%と低い沖縄県39.0%で23.4ポイント差。令和7年度の都道府県別の表を数えた

高校生の英語力は都道府県でいちばん高い東京都62.4%と低い沖縄県39.0%で23.4ポイント差。令和7年度の都道府県別の表を数えた
高校生の英語力は都道府県でいちばん高い東京都62.4%と低い沖縄県39.0%で23.4ポイント差。令和7年度の都道府県別の表を数えた

英語力の都道府県別の数字を、文部科学省の表から数え直しました。

全国平均は出まわっていても、自分の県の数字は見つけにくいところです。

開いたのは、令和7年度「英語教育実施状況調査」の高等学校の都道府県別ファイル。

公立高等学校の調査に基づく数字で、時点は令和8年2月1日です。

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英語力の都道府県の差は23.4ポイントあった

結論から書くと、高校3年生でCEFR A2レベル相当以上に届いている割合の差がこれでした。

区分割合
いちばん高い東京都62.4%
全国52.4%
いちばん低い沖縄県39.0%

上と下で23.4ポイントの差です。

全国の分母は第3学年の生徒591,802人で、A2相当以上は310,388人でした。

同じ学年で同じ学習指導要領なのに、県によって2割以上の開きがあります。

中学生の同じ数字は、中学生の英語力はCEFR A1レベル相当以上が54.6%だったことを確かめた記事にまとめています。↓

英語力が高い都道府県の上位10

A2レベル相当以上の割合が高い順に10件を並べました。

いちばん右は、同じ県の英語担当教師でCEFR B2レベル相当以上を取得している割合です。

都道府県生徒A2相当以上生徒B1相当以上教師B2取得
東京都62.4%35.8%93.2%
福井県60.7%31.7%97.3%
富山県60.1%27.6%95.8%
京都府59.6%21.3%81.2%
神奈川県58.5%29.6%83.3%
大阪府58.5%24.6%77.2%
静岡県57.4%27.6%92.2%
徳島県57.0%26.8%92.3%
石川県56.9%26.9%97.2%
兵庫県54.9%25.5%91.7%

上位3つのうち2つが北陸の福井県と富山県でした。

この2県は教師のB2取得率も97.3%と95.8%で、全国でも高いほうに入ります。

いっぽう大阪府は教師のB2取得率が77.2%ですが、生徒は58.5%で6位に入りました。

生徒の割合と教師の割合は、必ずしも同じ順番になりません。

英語力が低いほうの都道府県10

同じ表を下から10件並べるとこうなります。

都道府県生徒A2相当以上生徒B1相当以上教師B2取得
宮城県47.8%20.1%66.5%
香川県47.8%21.0%88.0%
埼玉県47.0%24.6%82.6%
広島県46.4%18.7%91.6%
青森県45.5%17.5%92.5%
熊本県42.7%19.5%91.6%
高知県42.5%14.2%84.8%
長崎県42.2%17.7%89.0%
宮崎県41.1%20.6%93.4%
沖縄県39.0%13.9%94.9%

沖縄県は教師のB2取得率94.9%です。

それでも生徒のA2相当以上は39.0%で、全国でいちばん低い数字でした。

宮崎県も教師93.4%に対して生徒41.1%です。

教師の英語力が高い県でも、生徒の割合が低いことがあります。

先生の資格だけで学校を選べるわけではないという読み方になります。

下位10のうち7つは、教師のB2取得率が全国の84.9%を上回っていました。

逆に宮城県は教師66.5%・生徒47.8%で、どちらも全国より下にあります。

北海道は教師61.5%で全国最下位ですが、生徒は51.7%で5割を超えていました。

英語力の目標3割を超えた都道府県は2つだけ

第4期教育振興基本計画は、CEFR B1レベル相当以上の高校生を3割以上にする目標を置いています。

47都道府県のうち、3割を超えていたのは2つでした。

都道府県生徒B1相当以上
東京都35.8%
福井県31.7%

全国は23.9%で、目標まで6.1ポイント足りません。

いちばん低い沖縄県は13.9%で、東京都と21.9ポイント離れています。

A2レベル相当以上の5割を超えた都道府県は26ありました。

B1相当以上を取得している生徒は全国で102,017人、17.2%です。

残りの6.7%は、学校がB1相当以上の英語力を有すると判断した生徒でした。

A2は26、B1は2という差です。

下の級の到達は広がっても、その上の層はまだ少数でした。

英検でB1に相当するスコアの位置はCEFRと英検の対照表を文部科学省のPDFで読み直した記事で確かめています。↓

英語力を教える側の都道府県差は37.6ポイント

教師の側の数字も同じファイルに載っています。

英語担当教師でCEFR B2レベル相当以上を取得している割合です。

区分上位5下位5
1位・43位鳥取県 99.1%大阪府 77.2%
2位・44位佐賀県 98.0%鹿児島県 75.6%
3位・45位福井県 97.3%秋田県 73.3%
4位・46位石川県 97.2%宮城県 66.5%
5位・47位富山県 95.8%北海道 61.5%

全国は84.9%で、上と下の差は37.6ポイントでした。

調査対象の教師は19,994人、B2相当以上の取得は16,971人です。

令和6年度の調査対象は20,237人で、1年で243人減っています。

ひとつ上のC1レベル相当以上は全国で25.8%、5,159人でした。

C1の1位は福井県の41.2%で、最下位の岩手県12.1%とは29.1ポイント違います。

令和6年度のB2取得は82.2%で、1年で2.7ポイント上がりました。

この表には、同じ県の生徒の割合と並べて見られる形で載っていました。

英語力を外部試験で測った生徒の割合も都道府県で違う

同じファイルには、外部試験を受けた経験の有無も載っています。

英語能力に関する外部試験を受験したことがある生徒の割合です。

区分上位5下位5
1位・43位和歌山県 98.9%山口県 33.6%
2位・44位秋田県 87.2%香川県 33.1%
3位・45位福井県 69.5%宮城県 28.4%
4位・46位東京都 67.7%愛知県 25.9%
5位・47位石川県 63.7%岐阜県 34.8%

全国は47.5%で、生徒591,802人のうち281,337人が受験の経験を持っています。

和歌山県の98.9%と愛知県の25.9%では、3.8倍の開きがありました。

受験の経験が多い県は、級やスコアで証明できる生徒も多くなります。

和歌山県は受験経験98.9%ですが、A2相当以上は48.5%で全国平均より下でした。

受けた数と到達した割合は別の話です。

愛知県は受験経験25.9%で、A2相当以上の48.6%のうち29.1ポイントぶんは学校の判断によるものでした。

県ごとに外部試験をどれだけ使っているかが、数字の作られ方にも効いています。

令和6年度の全国は49.8%だったので、1年で2.2ポイント下がりました。

実数でも296,852人から281,337人へ、15,515人減っています。

英語力 都道府県について親が確かめること

ここまでを、志望校を考えるときの順番へ並べました。

県の数字を見る4つ

  • ①全国と比べる=高3のA2相当以上は全国52.4%、B1相当以上は23.9%
  • ②自分の県を探す=上は東京都62.4%、下は沖縄県39.0%
  • ③目標と比べる=A2は5割、B1は3割(B1を超えたのは東京都と福井県だけ)
  • ④教師と混ぜない=教師のB2取得率が高くても生徒の割合が低い県がある

県の数字は平均なので、同じ県でも学校によって中身は変わります。

⑤測り方を確かめる=外部試験の受験経験は全国47.5%で、県によって25.9%から98.9%まで違う、という見方も要ります。

志望校の実績を聞くときに、県の平均を手元に持っていくと話が具体的になりました。

47都道府県すべての数字は、文部科学省の都道府県別ファイルでご確認ください。

あわせて読みたい

高校3年間で覚える単語の量は、高校の英語の単語数を告示の原文で数えた記事で数えました。↓

高校卒業程度に当たる級は、英検2級は高校生にとって「高校卒業程度」の級だったと確かめた記事にまとめました。↓

参考文献

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