子どもが英検4級に受かったあと、次は3級だと言われました。
申し込みの画面を見ていて、二次試験という欄があることに気づきました。
面接がある、というところで急に不安になりました。
何分やるのか、何を聞かれるのか、親がついていけるのか、どれも分かりませんでした。
そこで、公益財団法人 日本英語検定協会が出している各級の試験内容のページを開いて読み直しました。
この記事に書いてあるのは、そのページに書いてあったことと、書いていなかったことだけです。
英検の面接が加わるのは3級から。4級と5級には二次試験が無い
先に結論を書きます。
協会の3級のページには「この3級から面接試験が加わり、話す力が的確に測定されます」と書かれています。
同じページの資格概要には「3級からライティング試験および面接試験が加わり、書く力・話す力が的確に測定されます」とも書かれています。
一方、5級のページの試験内容にはこうあります。
「試験は一次試験(リーディング・リスニング)のみです。任意でスピーキングテストも受験可能です」と書かれています。
つまり、面接室に入って試験官と向き合う形が始まるのは3級からです。
4級と5級にもスピーキングテストはありますが、位置づけが違います。
英検の4級・5級のスピーキングテストは、級の合否に影響しない
ここは、私がいちばん勘違いしていたところです。
5級のページには「なお、スピーキングテストは級認定には影響せず、スピーキングテスト単位で合否判定されます」と書かれています。
つまり、スピーキングテストを受けなくても5級には合格できます。
受けた場合は、そのテストだけで別に合否がつく仕組みです。
| 級 | 試験の構成 | スピーキングの扱い |
|---|---|---|
| 5級 | 一次試験(リーディング・リスニング)のみ | 任意受験。級認定には影響しない |
| 4級 | 一次試験(リーディング・リスニング)のみ | 任意受験。級認定には影響しない |
| 3級 | 一次試験+二次試験 | 二次試験=面接形式のスピーキングテスト |
小学生が最初に受けることが多い5級と4級では、面接の心配はいりません。
英検3級の面接は「英語での面接約5分」と書かれている
時間も、協会のページに数字で書かれています。
3級の試験時間の欄には「一次試験(リーディング・ライティング65分 / リスニング約25分) 二次試験(英語での面接約5分)」と書かれています。
面接そのものは約5分です。
一次試験の90分に比べると、ずいぶん短いことが分かります。
子どもに説明するときも、この5分という数字がいちばん効きました。
5級のスピーキングテストは、さらに短く書かれています。
5級のページには「スピーキングテスト(約3分)」とあります。
英検の面接の流れは、協会のバーチャル二次試験で先に見られる
当日の動きが分からないのがいちばん怖い、というのが親の本音でした。
協会は、そこを想定したページを用意しています。
「二次試験での面接室に入室してから退出するまでの流れを、音声付アニメーションを見ながら把握できます」と書かれています。
このページの名前が、英検バーチャル二次試験です。
4級と5級には、バーチャルスピーキングテストという同じ形のページがあります。
入室から退出までを、受ける前に音付きで一度通して見られるということです。
ただし、協会は注意書きも添えています。
「これは二次試験の流れをつかむものであり、練習問題ではありません」と明記されています。
内容を覚えるためのものではなく、場の形を知るためのものだ、という区別です。
英検の二次試験には、サンプル問題が公開されている
流れとは別に、問題の形も公開されています。
3級のページには「二次試験のサンプル問題がPDFでダウンロードできます」と書かれています。
一次試験のほうは、さらに厚い資料が出ています。
協会のページでは、過去1年ぶん(3回分)の問題冊子・リスニング原稿・リスニング音源・解答が公開されています。
ただし「本会場・準会場F日程(2〜5級のみ)実施分のみダウンロードができます」という条件が付いています。
すべての日程の問題が出ているわけではありません。
英検の面接が始まる3級は「中学卒業程度」とされている
級の目安も、同じページに書かれています。
| 級 | 推奨目安 | 習得目標 |
|---|---|---|
| 5級 | 中学初級程度 | 高校入試レベル |
| 4級 | 中学中級程度 | 基礎力定着 |
| 3級 | 中学卒業程度 | 使える英語の登竜門 |
3級は中学卒業程度とされているので、小学生が受けるなら学年より先の内容になります。
協会のページには「5級・4級で習得してきた基礎力の集大成の級」という説明もあります。
つまり3級は、5級と4級を踏まえた位置に置かれています。
面接の前に、まず一次試験のライティングが増えるのも3級からです。
英検の面接がある3級は、どの会場で受けられるのか
会場についても、3級のページに書かれています。
受験会場の欄は「本会場/準会場での受験」です。
協会は本会場の受験地一覧も別ページで公開しています。
加えて、コンピュータで受ける形も案内されています。
英検S-CBTについては「従来型の英検と同等の級・資格・英検CSEスコアを取得することができます」と書かれています。
こちらは「1日で試験が完結する」と説明されています。
面接だけ別の日に行く必要があるかどうかは、どの形で受けるかで変わります。
英検の面接は一次試験と別の日に行われ、合否も別に出る
3級のページでは、試験がはっきり2つに分けて説明されています。
「試験は一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキングテスト)に分かれています」と書かれています。
ページの中にも「一次試験の試験内容を見る」「二次試験の試験内容を見る」という2つの入口が並んでいます。
測っている技能が別なので、見る場所も分けてある、という作りです。
親の側も、一次の対策と二次の対策を混ぜて考えないほうが整理しやすくなりました。
結果の確認先も、協会は1か所にまとめています。
「合否結果は『試験結果・解答』ページよりご確認いただけます」と書かれています。
協会のサイトには、そのほかに「受験票・合否通知のお届け」「合格証書交付日について」という専用のページもあります。
英検の面接がある級は、2024年度に問題の形式が変わっている
3級のページには、変更の履歴へのリンクも置かれています。
「2024年度 実用英語技能検定(英検)問題形式リニューアル」という案内です。
あわせて「2016年度に実施した変更点はこちら」というリンクもあります。
つまり、この10年で2回、形式に手が入っています。
古い問題集や、何年か前の体験談を読むときは、この2つの変更をまたいでいないかを見る必要があります。
協会は「ライティングテストの採点に関する観点および注意点(3級)」という資料も別に公開しています。
面接の前に増えるライティングについては、そちらに観点が書かれています。
英検の面接について、この記事で分からなかったこと
協会のページを読んでも分からなかったことが3つあります。
- 小学生の二次試験の合格率(今回開いたページには級別・年齢別の合格率が載っていませんでした)
- 面接室に保護者が入れるかどうか
- 面接官が何人いるか
この3つは今回開いたページに書かれていなかったので、分からないと書いておきます。
協会には、採点基準に関する別のページも用意されています。
「各級の審査基準」と「採点の質を確保するための方策」という名前で公開されています。
審査基準を先に読んでおくと、何が測られているかは分かります。
英検の面接に向けて、今日、家で決められること
ここまでで分かったことを、家の作業に置き換えます。
- 受ける級が4級か5級なら、面接の準備はいらない=スピーキングテストは任意で、級の合否に影響しない
- 3級を受けるなら、まずバーチャル二次試験を親子で1回通して見る=入室から退出までの流れが分かる
- そのあとで二次試験のサンプル問題のPDFを開く=流れと中身を分けて確かめる
どれも、協会のページに書いてある表記だけを根拠にしています。
試験時間の約5分、約3分という数字も、協会の試験内容ページの表記をそのまま写しました。
取得した日は2026年9月16日です。
申し込みの前には、受ける級の最新の試験内容を協会のページでご確認ください。
この記事は合否や特定の勉強法の効果を保証するものではなく、公開されている案内に書いてあることと書いていないことを整理したものです。
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