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中学校の英語の授業時数は各学年140単位時間。3年の合計420は全教科で1位だった(施行規則 別表第二を書き写した)

中学校の英語の授業時数を、私は「週何コマか」で知りたくて調べ始めました。

ところが学校からもらう資料には時間割しか書かれておらず、年間で何時間なのかは出てきませんでした。

授業時数を決めているのは学校ではなく省令で、学校教育法施行規則の別表第二に教科ごとの数字が並んでいます。

そこで別表第二と、小学校側の別表第一を並べて、外国語の行だけを書き写しました。

この記事に書いてあるのは、その省令に書いてあった数字と、そこから割り算で出せることだけです。

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中学校の英語の授業時数は、各学年140単位時間だった

別表第二は、中学校の教育課程の授業時数を学年別に並べた表です。

外国語の行は、第1学年から第3学年まですべて同じ数字でした。

区分第1学年第2学年第3学年
外国語140140140
保健体育105105105
技術・家庭707035
総授業時数101510151015
学校教育法施行規則 別表第二より

同じ表の備考にこの表の授業時数の一単位時間は、五十分とすます。

だから中学校の1コマは50分で計算します。

140単位時間を50分でかけると7,000分で、時間に直すと116時間40分です。

中学校の英語の授業時数は、週に直すと4コマになる

年間140単位時間という数字は、そのままでは実感しにくいものです。

学校の年間の授業週数はおよそ35週なので、140を35で割ります。

結果は週4コマで、3学年とも同じペースが標準になっています。

総授業時数1015のうち140なので、中学校の授業全体の13.8%が英語という割合です。

教科の中では、国語や数学や理科と並ぶ最大の枠のひとつになります。

中学校の英語の授業時数は、3年間で350時間になる

3学年を足すと、140が3回で420単位時間です。

420コマに50分をかけると21,000分になります。

分を時間に直すと350時間で、これが中学校3年間で学校が英語に使う時間の標準です。

この数字があると、家で足す時間の見積もりができます。

1日20分を3年続けると約365時間になるので、学校の授業と同じくらいの量になる計算です。

毎日何時間もやらせなくても、学校の枠と同じ量には届くということが見えてきます。

中学校の英語の授業時数は、小学校の2倍で始まる

小学校側の数字も並べておきます。

別表第一では、外国語が第5学年70、第6学年70で、外国語活動が第3学年35、第4学年35です。

備考にはこの表の授業時数の一単位時間は、四十五分とすます。

校種と学年年間の単位時間1単位時間年間の分
小3・小4(外国語活動)3545分1,575分
小5・小6(外国語)7045分3,150分
中1〜中3(外国語)14050分7,000分
学校教育法施行規則 別表第一・別表第二より(単位時間と分数は省令の数字、年間の分はこの記事での計算)

小6の3,150分から中1の7,000分へ、1年で2.2倍に増える形になっています。

コマ数だけ見ると70から140の2倍ですが、1コマが45分から50分に伸びるぶんも足されます。

中1の春に急に忙しくなるのは、この段差が省令の側にあるからです。

中学校の英語の授業時数を、小学校から通して数える

小3から中3までを通した合計も出しておきます。

外国語活動が2年で3,150分、小学校の外国語が2年で6,300分、中学校の外国語が3年で21,000分です。

足すと30,450分で、時間に直すと507.5時間になります。

7年かけて約500時間というのが、義務教育で英語に使われる時間の全体像です。

留学や英会話教室の広告で見る「週2回のレッスン」を7年続けても、この時間には届きません。

学校の枠がいちばん大きい、というのが数字を並べたときの素直な結論でした。

そのうち約7割が中学校の3年間に集まっている形になります。

中学校の英語の授業時数は、3年間の合計で全教科の1位だった

別表第二には、外国語以外の教科の数字も同じ表に並んでいます。

学年ごとの数字を3年分足して、教科の順位を出しました。

教科第1学年第2学年第3学年3年の合計
外国語140140140420
国語140140105385
数学140105140385
理科105140140385
社会105105140350
保健体育105105105315
学校教育法施行規則 別表第二の数字を書き写し、3年の合計だけこの記事で計算した

外国語だけが3学年とも140で、合計420単位時間は国語・数学・理科の385を上回ります。

ほかの教科は学年によって105や140に振られていて、3年とも同じ数字なのは外国語と保健体育だけです。

つまり中学校では、英語がいちばん時間を使う教科として設計されています。

ここを知っておくと、家で英語だけを別扱いにして構える必要が薄くなります。

中学校の英語の授業時数を、覚える語数で割ってみる

授業時数が分かると、1コマで扱う量も見えてきます。

中学校学習指導要領の外国語には小学校で学習した語に1600〜1800語程度の新語を加えた語です。

この新語を3年間の420コマで割ります。

1コマあたり3.8〜4.3語で、週4コマなら1週間で15〜17語という進み方です。

1か月では60〜70語になります。

家で1日20語を詰めるやり方は、この進度から大きく外れていることが分かります。

中学校の英語の授業時数のうち、英語で進む部分はどれくらいか

140単位時間が何語で進むのかも、告示に書かれています。

指導計画の欄の原文は「授業は英語で行うことを基本とする」です。

ただし同じ欄に「生徒の理解の程度に応じた英語を用いるようにすること」という条件も付いています。

何割を英語でやるかという数字は書かれていないので、実際の比率は学校と先生によって変わります。

それでも「基本は英語」という前提が置かれているので、家では聞いて分かる量を先に増やすほうが授業と噛み合います。

中学校の英語の授業時数は「標準」として書かれている

省令の言葉づかいも確かめました。

本文では「別表第二に定める授業時数を標準とする」という書き方になっています。

「以上」でも「以下」でもなく「標準」なので、学校の判断で前後する余地があります。

だから実際のコマ数は、通っている学校の年間指導計画で確かめるのが確実です。

省令には、研究のために特に必要と認められる場合に別の定めによれるという規定も置かれています。

実際には、学校行事や定期テストの期間で週のコマ数が動くことがあります。

それでも年間の合計が140単位時間に寄せられるように組まれているのが、省令の建て方です。

私立の中学校は独自に時間を増やしている場合があるので、そこは各校の募集要項で確かめることになります。

公立と私立で英語の量が違うと感じるときは、この数字を並べると比較ができます。

中学校の英語の授業時数について、省令に書いていないこと

書かれていなかったものも並べておきます。

  • ①週の時間割=月曜に何コマ、という配り方は省令では決めていない
  • ②授業の中身=何を教えるかは学習指導要領のほうに書かれている
  • ③家庭学習の時間=家で何分やるかという数字は1つも無い
  • ④私立中学校の実数=標準を上回る学校があるかは各校の資料で確かめる

省令が決めているのは年間の枠までで、配り方と中身は別の資料に分かれています。

中学校の英語の授業時数から、家で決められる3つ

ここまでの数字だけで決められることを並べます。

  • ①家で足す量は1日20分から考える=3年で約365時間、学校の350時間と同規模になる
  • ②中1の春に量が2.2倍になると知っておく=小6の3,150分から中1の7,000分への段差
  • ③実際のコマ数は学校の年間指導計画で見る=省令の数字は「標準」と書かれている

この記事の数字は、2026年9月21日に取得した省令の条文をそのまま写しました。

省令は改正されることがあるので、進路の判断に使う前に最新の条文をご確認ください。

この記事を書くために開いた出典

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